牡蠣で食中毒になったときの症状や潜伏期間は!?岩牡蠣でもあたるの?

牡蠣といえばこの時期を代表する冬の味覚ですよね。そのおいしさで昔から多くの人々を虜にしてきて、またその栄養価の高さから「海のミルク」の相性で親しまれています。

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しかし、牡蠣にはどうしてもついてまわる悪いイメージがあります。それが食中毒です。例年、この時期になると真牡蠣が旬を迎えてたくさんのかき小屋もオープンして牡蠣のシーンが盛り上がりを見せますが、それと同時に牡蠣といえば食中毒が心配だよね、という巷の声も多くあがります。牡蠣は食べたいけどあたるのが怖いという方や、実際に過去に牡蠣にあたったことがあり嫌いになってしまった方も少なからずいるのではないでしょうか。

今回は実際に牡蠣で食中毒になってしまったときにどんな症状が出るのか、潜伏期間はどのくらいなのか、原因や対策はあるのかといったところと、夏場に旬を迎える岩牡蠣を食した場合でもあたることはあるのか、といったことを述べていきたいと思います!

 

牡蠣による食中毒の症状と潜伏期間

牡蠣による食中毒の原因はほとんどがノロウイルスです。感染力が強く、ちょうどこの冬場の時期に発生しやすいウイルスです。牡蠣やアサリ、ハマグリといった二枚貝は、身体の構造的に海水に紛れ込んだノロウイルスを取り込みやすく逃がしずらくなっています。内臓にウイルスを蓄積させていってしまうのです。我々の生活排水が海へ流れ、そこにあるノロウイルスを牡蠣が取り込み蓄積させていきます。ただもちろんすべての牡蠣にノロウイルスが入っているわけではありません。確率でいえば、約15分の1くらいの確率でノロウイルスのような食中毒原因菌を含む牡蠣があるといわれています。

ノロウイルスによる食中毒の主な症状としては、激しい嘔吐や腹痛と下痢、38度以上の発熱などが挙げられます。初期症状として微熱が出始めてから、腹痛や頭痛、そして嘔吐や下痢といった具合に段々と重くなっていくケースが多いです。これらの症状は3日以内で収まることが多く、健常者であれば1日~2日で回復へ向かいます。後遺症もなく、またノロウイルスに感染したからといって必ず食中毒の症状が表れるわけでもありません。個人差があり、人によっては軽い風邪程度の場合もあります。潜伏期間は24~48時間程度であるといわれます。

牡蠣のよる食中毒の原因はほとんどがこのノロウイルスによるものですが、ノロウイルス以外にも食中毒の原因菌となるものは存在します。代表的なのは、貝毒と腸炎ビブリオです。貝毒は潜伏期間が短く、症状が発症するまで早ければ30分、遅くても4、5時間以内には症状が出始めます。症状としては下痢や吐き気、めまい等が挙げられますが、発熱はありません。牡蠣を食した後すぐに体調が悪いと感じたら貝毒を疑った方が良いでしょう。腸炎ビブリオの場合は、潜伏期間は5時間~90時間と非常にばらつきがありますが、激しい腹痛と下痢が必ず伴います。嘔吐と発熱が症状に出る場合もあり、他の食中毒に比べて初期症状が重くのしかかるのが特徴です。また腸炎ビブリオは夏場に多く、夏場牡蠣を食べて食中毒になってしまったときはこの腸炎ビブリオである可能性が高いです。

 

岩牡蠣もあたるのか?

ここまでは牡蠣による食中毒の原因やその症状や潜伏期間を述べてきました。ただこれらは冬場に旬を迎える真牡蠣の場合で、夏場に旬を迎える岩牡蠣は一般的にあたりにくいと言われています。

岩牡蠣があたりにくいといわれる所以は、岩牡蠣は真牡蠣が浅瀬で養殖されるのに対して、水深が深いところで育つからです。岩牡蠣は天然ものが多く、基本的に河口から離れた深い場所に生息しています。ウイルスや細菌は浮いてくるので海面の近くに溜まっていきます。そのため、水深が深いところで育つ岩牡蠣は安全であると言われます。ただし、最近では岩牡蠣による食中毒のケースも出てきているので、絶対に安全であるとは言いきれません。それでも上記の理由とノロウイルスが猛威を振るうのが冬場であることを考慮すれば、岩牡蠣は真牡蠣よりは食中毒になる可能性が限りなく少ないと言えるでしょう。

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食中毒への対策

食中毒になってしまった場合は、もう辛いのを受け入れて我慢するしかありません。たいていの場合は数日間で回復に向かいます。その間辛いからといって下痢止めや抗生物質は使用しないようにしましょう。悪いウイルスは体外へ出さなければならないので、かえって症状を長引かせる要因になってしまいます。水分補給をしっかりと行い、ゆっくり休みましょう。もしどうしても辛くて耐えられないときは病院に行って診察してもらうようにしましょう。

牡蠣による食中毒の対策としては、一番は加熱処理された牡蠣を食べるようにすることです。ノロウイルスをはじめとする細菌は85度以上加熱すると感染力を失います。牡蠣の中心温度が85度になってから90秒以上加熱すれば安全であるといわれます。牡蠣料理は幅広く、様々な焼き牡蠣やフライ、天ぷらなどの揚げ物、鍋や味噌汁などの汁ものをはじめ、非常に多くのバリエーションがあります。どうしても食中毒が怖いならば、これらの加熱処理された牡蠣料理を楽しむと良いでしょう。

ただやっぱり牡蠣の醍醐味は生牡蠣ですよね。生牡蠣を食す場合は食中毒になるリスクを踏まえて、自己責任で食べなければなりません。その日の体調が優れないと感じたときは生牡蠣は控えるようにしましょう。そして日頃から手洗いやうがいを徹底することも大事です。自分で今日は大丈夫だと感じた日に生牡蠣を食べると良いでしょう。まあしかし最近はお店でいただく生牡蠣はきちんと殺菌してあるので、そこまで身構えなくても良いのかもしれませんが、食中毒にはメンタル面も多少は関わってくるので、自分が体調が優れていて、生牡蠣を食べても大丈夫だという日に食べるのがベストです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は最近流行っている牡蠣による食中毒の原因や症状や潜伏期間と対策、また岩牡蠣でも食中毒になるのかといったことを紹介してきました。

栄養豊富でおいしい牡蠣ですが、ノロウイルスをはじめとする食中毒の問題とは切っても切れない関係にあります。みなさんも食中毒に気をつけながら、楽しい牡蠣ライフを送ってください!

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