生牡蠣のシーズンは冬だけじゃない!?生牡蠣の旬って??

牡蠣と言えば冬のイメージが強いですよね。確かに、冬には多くの産地の生牡蠣が出回り、その多くが身が太っていてミルキーで濃厚な味わいになります。また、スーパーなどには、パックにされた剥き牡蠣が10月頃から3月くらいにかけて店頭に並びます。冬が過ぎるとスーパーなどでは見かけなくなりますよね。だったら生牡蠣のシーズンは冬なんじゃないか。いやいや、そんなことないんです。今回は、生牡蠣のシーズンについて書きたいと思います。

牡蠣の産卵期

どうして冬が生牡蠣のシーズンとされているのでしょうか?その理由には、牡蠣の産卵期が関係しています。

牡蠣は産卵期に向けて、栄養を蓄えていき、その時に身が大きくクリーミーになります。海水温の上昇とともに、早ければ3月の終わり頃から8月にかけて産卵します。産卵を終えた牡蠣は、栄養が無くなり、身が痩せ細ってしまいます。俗に言う水牡蠣と呼ばれるもので、半透明になり、味はクリーミーさのかけらもなく、ただただしょっぱいだけです。そうなると、商品にならないので出荷できません。

なので、1番栄養が蓄えられて太ってクリーミーな冬の時期が、牡蠣のシーズンとされているのです。

夏は岩牡蠣のシーズン

牡蠣には、真牡蠣と岩牡蠣があるのをご存知ですか?先ほど、牡蠣は主に海水温の上がる夏に産卵期を迎えるため、牡蠣のシーズンは冬と書きましたが、実はこの岩牡蠣は、夏にシーズンを迎えるのです。

岩牡蠣は真牡蠣より殻が大きく、ゆっくりと成長するのが特徴です。太平洋側に産地が多い真牡蠣に比べ、岩牡蠣の主な産地は日本海側になります。そして、そのほとんどが養殖物の真牡蠣に対して、岩牡蠣は天然物が多いのです。

その為、寒くなる時期には禁漁期となるので、主に夏に出荷されます。なので、岩牡蠣のシーズンは夏になるのです。しかし、先ほども書きましたが、牡蠣は産卵期が夏なので美味しくないのでは??

はい、岩牡蠣も産卵期を迎えます。しかし、ここが真牡蠣との決定的な違いなのですが、真牡蠣は1度に大量の卵を排卵するのに対して、岩牡蠣は少しずつ産卵し、しかもその量が真牡蠣と比べて少ないのです。

なので、産卵期を迎える夏でも、身が痩せる事なく、ぷりっぷりの状態が続きます。なので夏に岩牡蠣は旬を迎える事になります。岩牡蠣の魅力はこちら→→夏が旬の生牡蠣をご存知ですか⁈岩牡蠣の魅力を紹介します!

年中食べられる生牡蠣

近年では、オイスターバーなどの牡蠣専門店が多く出店しています。冬になると世の中の飲食店では、生牡蠣や牡蠣料理が多くメニューに載りますが、冬以外ではメニューに載る事がありません。

牡蠣専門店では、生牡蠣の種類は変動しますが、一年を通して生牡蠣をメニューに置いています。しかし、冬じゃないからと言って、痩せて美味しくない生牡蠣を出している牡蠣専門店は無いでしょう。

牡蠣の産地には、日本全国様々な産地があります。牡蠣が育つ環境により、大きさも形も味も全く違うと言っていい程、それぞれに様々な特徴があります。

当然、北海道と九州では同じ月でも海水温は違いますよね?牡蠣にも個体差がありますし、こっちの牡蠣棚の牡蠣は産卵していても、あっちの牡蠣棚の牡蠣は産卵していないとかもあります。なので、産地によっては同じ時期でも、産卵を終えて痩せ細った牡蠣もあるし、産卵前のパンパンに太った牡蠣もあるのです。

なので、全国から色々な産地の生牡蠣を仕入れている牡蠣専門店では、一年を通して状態の良い生牡蠣をお客様に出す事が出来るのです。

また、岩手県米崎産の雪解け牡蠣は、その名の通り雪が解ける春先が1番の旬を迎えます。島根県隠岐の島産の岩牡蠣春香も3月の終わりから5月くらいまでに旬を迎えるなど、春に旬を迎える牡蠣もたくさんあります。

一年を通して卵を持たない三媒体と呼ばれる牡蠣があるなど、一年中美味しい生牡蠣が食べれるのです。が、とは言ってもさすがに9月10月はどうしても生牡蠣の種類が減るのは事実です。そんな時には、海外産の生牡蠣を置いてる牡蠣専門店も少なくありません。

日本と海外では生牡蠣の好みが違う??

海外産の牡蠣と言うと主にアメリカ、オーストラリア、フランス、ニュージーランドなどがあります。南半球の国の牡蠣は、日本と旬の時期が逆なので、生牡蠣の種類が減る時期には海外産の牡蠣を仕入れる事によって種類を確保できます。

海外産の牡蠣ですが、関税がかかるのと空輸代がかかるので、値段がどうしても高くなってしまいます。それに、海外産の牡蠣は殻が小さいのが特徴で、さほどクリーミーさもありません。なので、日本人からしてみると、高いし小さいしであまり人気ではないんですよね、正直。

これには理由があります。海外の人は大きくてクリーミーな牡蠣よりも、小さくてさっぱりした牡蠣を好みます。オイスターシューターと言うショットグラスに牡蠣とアルコールなどを入れて食べる料理がありますが、アイルランドではウィスキーと、フランスでは白ワインと一緒になど、お酒と一緒に食べるには小さくてさっぱりした生牡蠣のが合うのかなと。

そう考えると、大きくてクリーミーな生牡蠣の状態が必ずしも旬と呼ぶには相応しい訳ではないのかもしれません。

ずばり、生牡蠣のシーズンはいつなの⁈

以上の事から、生牡蠣は一年中美味しく食べれるので、ずばり生牡蠣のシーズンは一年中と言えるのではないでしょうか!

真牡蠣と岩牡蠣を季節によって食べ分けてみてもいいですし、同じ産地でも季節による味の違いを楽しむのもいいですし、そんな中でクリーミーなのとサッパリしたもの、磯の香りが強いものや塩分濃度の濃いもの、小さいものや大きいもの、ツルッと食べれるものや歯応えの良いものなど、様々な違いを季節によって楽しみながら一年中美味しく食べられるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか?一年中シーズンの生牡蠣の魅力伝わりましたでしょうか?

春の陽気に相応しい春牡蠣が旬を迎える事、夏には牡蠣の王様岩牡蠣がぷりっぷりに出迎えて、秋にはお洒落に海外産の牡蠣をワイン片手に、冬の寒さはクリーミーな牡蠣を食べて吹き飛ばす。そんな様々な表情を見せる牡蠣だからこそ、多くの人がファンになり、虜となるのですね。

この記事を読んで新たな牡蠣の楽しみ方を見つけて頂けたら幸いです!こちらの記事もあわせてどうぞ→→生牡蠣は低カロリーで栄養豊富!牡蠣の持つ効能とは!?

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