フランスの生牡蠣事情。日本ではあまり知られていない秘密とは!?

日本では生牡蠣の認知度も日に日に高くなってきてるように思えます。牡蠣小屋やオイスターバーなどの牡蠣専門店も増加の一途をたどっています。海外産の生牡蠣も、日本の生牡蠣の種類が少なくなる夏には、オイスターバーなどでは割と置かれていますよね。日本以外にも生牡蠣が有名な国は多くありますが、そんな中でもフランスの生牡蠣事情について書いてみたいと思います。

フランスの生牡蠣と日本の生牡蠣の違いは?

フランスでは、生牡蠣はとってもポピュラーでみんなに親しまれている食材です。一年中生牡蠣が食べられ、港やスーパーでも殻付きのまんま基本的には売られています。値段は各地域ごとに様々ですが、とってもリーズナブル。一個単位で売ってるところもありますが、基本的に1ダースか半ダースで売られていることが多いです。

そして、殻を開けてもらうのに1ユーロ程かかります。みなさんスーパーなどで買った生牡蠣は、家庭でカキナイフとまな板を持っていて、自分たちで開けて食べているようです。それぐらい殻付きの生牡蠣がメジャーなフランス。日本では、スーパーで殻付きの生牡蠣を買って家で自分で開けるなんて習慣はほとんどないですよね。

日本でも全国各地に様々な生産地があって、生産者さんによって生牡蠣の味も様々。フランスでも同様に、多くの産地があり形・大きさ・風味も様々。潮の香りが強いものや弱いもの、肉厚のものやそうじゃないもの、濃厚かさっぱりか。フランス行っても自分の好みの生牡蠣を探し出す楽しみがありますよね。

フランスの生牡蠣はあたりにくい?!

フランスの生牡蠣は、食中毒の原因の一つである貝毒がたまりにくい海域で育つため、あたりにくいです。また、日本では水揚げしてから数日間、浄化水槽で一日置き、牡蠣のお腹の中を空っぽにしてから出荷するので、多少牡蠣が痩せますが、フランスでは水揚げしてからそのまま提供するため、牡蠣が痩せません。

その代わりに、貝毒の監視システムで安全にはかなり気を付けており、1984年以降は貝毒による食中毒は報告されていません。なので、フランスの生牡蠣はあたりにくいと言えるのではないでしょうか。

フランスには牡蠣フライが無い?!

フランスでは、牡蠣は生食が基本。日本でもあるように、グラタンなどの温かい牡蠣料理もありますが、なんと、日本で最もメジャーな牡蠣フライがフランスにはありません。フライという調理方法自体がフランスではポピュラーではない為です。しかし最近では、エビフライなどの冷凍食品がいくつかでてきてるので、牡蠣フライの美味しさが広まっていったら流行るかもしれません。

フランスの生牡蠣は日本の生牡蠣の子孫?!

フランスの生牡蠣には、大きく分けて二つの種類があります。殻が丸くて平べったいタイプと、細長くて深いタイプです。後者の生牡蠣はクルーズと呼ばれ、日本の牡蠣とも呼ばれているのです。

50年程前に、フランスの生牡蠣の名産地であるブルターニュ地方を大寒波が襲い、80%もの牡蠣が疫病で絶滅しかけたのです。その時に、日本の三陸の養殖業者が牡蠣を寄贈し、それが今のクルーズ型として流通しており、日本原種の生牡蠣と言われています。

また、2011年の東日本大震災で三陸の牡蠣が大打撃を受けた時は、ブルターニュの生産者たちが声をあげて、三陸に牡蠣をおくりました。素敵なお話ですよね。

フランス流生牡蠣の食べ方

一年中、レストランやスーパーなどで殻付きの生牡蠣が売っているフランス。殻を開けてそのまま洗わずに生で食べるのが一番なのですが、開けたての生牡蠣にレモンやワインビネガーやエシャロットのソースや無塩バターなどをのせて食べるのも主流です。

そして、ワイン大国であるフランスでもやはり、生牡蠣にはキンキンに冷えた白ワインを合わせます。ちょっと固めのタイプのパンも一緒に食べる事が多いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?フランスでは日本よりもはるかに、生牡蠣は市民の食材として親しまれており、日本の生牡蠣文化も古くからありますが、フランスにも独自の生牡蠣の文化が昔からあります。しかしながら、日本人とやはり好みの違いがあるみたいで、それもまたおもしろいですよね。フランスでは、日本とは違った生牡蠣の楽しみ方ができそうです。フランスに行く際には是非、生牡蠣を召し上がってみてください。

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