日本の養殖牡蠣の生産量

こんにちは、ぽにょです♬
今では、世界中で食べられているほとんどの牡蠣が養殖で作られたものです。

世界的に見ると、ヨーロッパでは古代ローマ帝国の時代から牡蠣の養殖が行われていました。日本でも、縄文時代の貝塚から牡蠣殻が見つかっており、そのころから牡蠣を採取して食べられていたと推測されます。日本の牡蠣養殖は室町時代後期に広島県で始まりました。その後1900年代に大きく発展し現在に至ります。

では、日本で養殖されている牡蠣の生産量はいったいどれくらいなのでしょうか?今回は、養殖牡蠣の生産量について深く掘り下げていきたいと思います!

 

牡蠣は貝類で2番目

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牡蠣は海面養殖業であり、その中でも貝類養殖に分類されます。日本で養殖されている貝類で最も生産量が多いのはホタテガイで、平成27年には24万8100トンの生産量を誇っています。そのホタテガイに次いで多いのが牡蠣で平成27年の生産量は16万4100トンでした。

ちなみにですが、ホタテガイの殻は生産量も多く安価で入手しやすいことから、多くの牡蠣養殖場が稚貝を付着させる際にこのホタテガイの殻を利用しています。

養殖牡蠣の生産量は貝類で見ると2番目ですが、そもそも日本で養殖されている貝類はホタテガイと牡蠣がほとんどであるので、ランク付けするのはナンセンスかもしれません。では、他の海面養殖業はどのくらいの生産量があるのでしょうか。魚類を見てみると一番生産量が多いのがぶり類で、13万9800トンです。海藻類はのり類の生産量が29万7700トンであり、わかめ類の生産量が4万8700トンです。こうして見てみると、牡蠣は海面養殖業の中でもかなりの生産量を占めており、日本の養殖業の重要な役割を担っているということがいえるのではないでしょうか。

 

牡蠣生産量日本一は広島県

養殖牡蠣の生産量で日本一は広島県であり、その数は全国総生産量の約60%を占めています。実に国内の牡蠣の過半数を提供しています。その次に宮城県、岡山県と続きます。2011年に起きた東日本大震災の影響によって、東日本では随一の生産量を誇っていた宮城県は壊滅的な被害に遭いましたが、さまざまな援助や支援、生産者たちの熱い想いもあり徐々に生産量を回復し再び広島県に次ぐ生産量に持ち直しました。

広島県は2位の宮城県の3倍以上もの養殖牡蠣生産量を誇っており、これは広島がいかに牡蠣の養殖に適した環境であるかを示しています。広島湾は牡蠣のエサとなるプランクトンが非常に豊富であります。この植物プランクトンの生産量は、海流や河川からの栄養の供給に依存します。また、河川から流れ込んでくる淡水には、植物プランクトンを増殖させる窒素やリンなどの栄養塩が豊富に含まれています。つまり、綺麗な河川が漁場周辺にあると栄養豊富な牡蠣を作り出すことができます。広島県の中でも有名な産地である宮島周辺の海域には、一級河川である太田川、小瀬川、今津川が流れ込んで来ており、最適な牡蠣の養殖環境となっています。

また、広島県産の牡蠣は美味しさはもちろんですが、安全性にとても優れています。県が独自に条例を定め、食品衛生上の安全対策に力を注いでいます。定期的な海水および養殖牡蠣の検査によって牡蠣養殖海域の衛生状態が確認するなど、厳密な検査が行われています。

世界の養殖牡蠣生産量

日本で最も牡蠣が生産されているのは広島県ですが、世界的に見て日本の養殖牡蠣の生産量はどのくらいなのでしょうか?

養殖牡蠣の生産量を世界ランキングにしてみると、1位中国、2位韓国、3位日本、4位アメリカ、5位フランスと続いていきます。日本は中国、韓国についで世界第3位の生産量を誇っているのです。正直、牡蠣というとアメリカやヨーロッパのイメージが強かったのですが、意外にもアジアのほうが生産量は多かったですね。特に1位の中国は実に約300万トン以上の生産量を誇っており、養殖牡蠣において圧倒的な世界シェアを占めています。

牡蠣のプロ
牡蠣のプロ
中国と牡蠣はなかなか結びつきませんが、平安時代には日本の牡蠣が中国に輸出されていたとされる文献も残っており、昔から需要はあったみたいですね。特に牡蠣を干して食べる「干し牡蠣」は中国の旧正月のご馳走として知られており、多くの市場に出回っています。また中国では、お好み焼きやオムレツの中に牡蠣を入れて食べたりするそうです。

また、フランスも生牡蠣で有名ですよね。実はフランスで養殖されている牡蠣の生産量の99%が日本のマガキの子孫なのです。1970年代に、フランスの在来種であるヨーロッパヒラガキのブラン種がウイルスでほとんどが死んでしまうという被害に遭い、以降はそのウイルスに耐性があった日本のマガキを輸入し養殖しています。フランスだけでなく、アメリカやオーストラリアでも養殖されている牡蠣も生産量の約70%程度は日本産のマガキだといわれています。今や日本の牡蠣は世界的に見ても欠かせないものになりました。

 

まとめ

日本の養殖牡蠣の生産量は、世界的に見ると第3位ですが、世界中の生産者から愛されており世界中で日本のマガキの系譜が養殖されています。日本の牡蠣はウイルスなどの病気にも強く、おいしさも格別です。日本人としてとても誇らしいことですね。

また日本国内では広島県が国内総生産量の約60%を占めています。日本で牡蠣の養殖がスタートしたのも広島県であり、日本の牡蠣養殖といったら広島!といった感じです。

日本の牡蠣養殖は、2011年の東日本大震災の津波被害により東北地方の養殖牡蠣の生産量は激減し苦しい時代が続きましたが、あれから5年がたち、生産量も持ち直してきました。そして日本でもオイスターバー人気が加速し、牡蠣はいつでも食べられる食材となっています。今後はさらに牡蠣のニーズも増え、養殖牡蠣の生産量もさらに増えていくでしょう。

こちらの記事では現在主流となっているいかだ式という養殖技術を紹介しています⇒

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