関西の岩牡蠣の名産地3選

岩牡蠣とは、一般的に牡蠣として認知されている冬場が旬の真牡蠣とは異なり、夏場に旬を迎える牡蠣です。真牡蠣よりも身が大きく、殻もごつくてグリコーゲンや亜鉛、鉄分、ビタミン類等の旨味成分や栄養素も多く含まれています。養殖ものがほとんどの真牡蠣に比べて天然ものが多いのも特徴です。生産量や収穫量が少ないため、希少価値が高く、真牡蠣よりも高い値段がつきます。

さてそんな岩牡蠣はどこでとれるのでしょうか?真牡蠣は北海道から九州まで日本各地のあらゆる場所が産地となっていますが、岩牡蠣の産地は基本的に日本海側に限定されます。秋田県の象潟や石川県の能登半島は日本を代表する岩牡蠣の産地として知られています。養殖技術の進化等で、今でこそ三重県の伊勢志摩や千葉県の銚子といった太平洋側も岩牡蠣の名産地として知られますが、岩牡蠣といって真っ先に思い出されるのはやはり京都の舞鶴湾や島根県の隠岐西ノ島をはじめとする関西の産地です。

今回は、関西の岩牡蠣の名産地として名高い場所を紹介していこうと思います!

 

長崎県 九十九島

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まずは長崎県の九十九島です。冬は真牡蠣、夏は岩牡蠣の産地として知られ、都内のオイスターバー等でも見かけることができるので牡蠣好きの方ならご存知の方も多いのではないでしょうか。九十九島は真珠の産地としても名高く、長崎県佐世保市にある総勢208の島々からなる海域のことで、島の密度は日本一であるといわれています。国立公園としての指定も受けているため、綺麗な自然が保たれています。日本に住んでいるなら一生に一度は行きたい場所ですね。

その複雑に入り組んだリアス式海岸の海岸線は波も穏やかで、牡蠣の養殖にとても適した地形となっています。また九十九島は山が海のすぐそばまで迫っているので、牡蠣の餌となる植物性のプランクトンが豊富に育まれていきます。九十九島の牡蠣は豊富な植物プランクトンときれいな水で育てられ、身は小ぶりなもののしっかりと引き締まって濃厚な牡蠣として出荷されていきます。一方、夏場にとれる岩牡蠣は真牡蠣と比べると殻がゴツゴツしていて重みがあり、身も大きく育ちます。味もより濃厚で繊細かつジューシーな味わいが楽しめます。

九州、いや関西を代表する自然の名所で、夏場には岩牡蠣、冬場には真牡蠣が楽しめる長崎県の九十九島、是非一度訪れてみてください。

 

京都府 舞鶴湾

京都の舞鶴産の岩牡蠣は関西だけでなく全国でも屈指の知名度を誇ります。夏場の牡蠣といったらこの舞鶴産の牡蠣の名前が挙がることが多いでしょう。舞鶴湾は三方を山々に囲まれていて、ミネラル豊富な川の水がたくさん流れ込んできます。そのためプランクトンが大量に発生して、身入りが良く濃厚な味な牡蠣に仕上がります。その美味しさゆえ、高級料亭にも提供されることの多い岩牡蠣です。

また舞鶴湾では冬場には天然真牡蠣がとれます。岩牡蠣は養殖ものに比べて天然ものが多いことで知られますが、真牡蠣は市場に出回っているそのほとんどが養殖ものです。日本で天然ものの真牡蠣がとれて食べられるのはここ舞鶴くらいではないでしょうか。ミネラル豊富な天然真牡蠣を食べられるお店は大変珍しく、舞鶴の「美味星」というかき小屋は天然真牡蠣を売りにしているため全国各地の牡蠣ファンたちが集まってきます。こちらの記事では「美味星」さんについてもくわしく紹介しています⇒近畿地方で焼き牡蠣を満喫!

舞鶴産の天然岩牡蠣と天然真牡蠣は日本が誇る一度は味わっておくべき生牡蠣です。

島根県 隠岐の島

みなさんは「春香」というブランド岩牡蠣をご存知でしょうか?岩牡蠣は6月~8月に旬を迎える夏場の牡蠣ですが、この「春香」は春先の3月から出荷される初夏の季節に最もおいしく食べられる岩牡蠣です。そして、この「春香」の産地として知られるのが島根県の隠岐の島なのです。隠岐は島根県の本土から北へ約50㎞ほど行ったところにあり、四島から成り立っています。岩牡蠣の養殖が行われている中ノ島へは、本土からフェリーで4時間ほどです。

春香は築地でも史上最高値をつけるほどの高級岩牡蠣であり、その品質と味に間違いはないといわれる「かきの王様」です。以前は夏場に素潜りでとれる天然ものだけでしたが、島根県の隠岐島で養殖が開始され、3月から流通させることが可能となりました。夏場の岩牡蠣とはまた異なる歯ごたえや食感、濃厚だが爽やかな感じのする味を堪能できます。またここ隠岐島でも岩牡蠣が「春香」の名を名乗るためにはいくつも厳しい検査があり、その基準をクリアした安全かつ高品質な牡蠣だけが「春香」として出荷されていくのです。

真牡蠣のシーズンが終わったら、次はこの春香を味わいに牡蠣料理屋へ行かれてみてはいかがでしょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は関西の岩牡蠣の名産地を紹介してきました。豊かな自然が魅力的で観光地としても人気の長崎県の九十九島、岩牡蠣だけでなく天然真牡蠣も味わえる京都の舞鶴湾、ブランド岩牡蠣「春香」を擁する島根県の隠岐の島と、それぞれ違った特徴の岩牡蠣を堪能できます。冬場には真牡蠣、そして夏場には是非岩牡蠣を味わってみてください!

こちらの記事も合わせてどうぞ!⇒宮島でおいしい焼き牡蠣を食べよう!沖野水産、島田水産、牡蠣屋

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